500年の復讐
「感想は?」
「―――酷いわ」
「酷い?お前からそんな言葉が出るとはな・・・・くっくっくっ・・・・しかし、この世には魔女がいるのだよ。悪魔と契約を交わし、人々を貶める・・・それこそ酷いではないか。お前だってそだったろ?サーシャ・サユベル」
「――――私は魔女なんかじゃない」
その言葉を聞くと異端審問官は鼻で笑った。
「私は魔女なんかじゃない?よく言うよ。村人が薬草を使った薬を分けていたなんて言うんだよ。薬草?それこそ魔女じゃないか」
すると異端審問官はテーブルの上に座った。
「どうだ?村人が言うんだ。立派な証拠じゃないか」
顔が引きつるのが分かる。