500年の復讐


 シスター達が眠っている部屋に来た。赤ん坊の泣き声がする。
 シスターの1人が赤ん坊をあやしていた。
「ほら、大丈夫よ、サーシャ。お腹が空いたの?ん?」

 サーシャ?

 この子もサーシャというの?

 どちらにしてもこの姿は透けていて何も出来ない。抜け殻は役に立たない。

 ならば、この子に取り憑くか――――。



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