オバサンだって恋したい!!
カゴの中に、ポイポイと色んなものを放り込む早瀬係長。



「あのう、今から遠足じゃないんで! 」



私の言葉で我に返ったようで、「あ、弁当買うの忘れた。」



早瀬係長はカゴの中のお菓子やデザートもそのままで、そこに弁当とお茶をいれ私の持っていた、サンドイッチと野菜ジュースを取り上げた。



私の言葉も聞かずにレジに進む。



え、カゴの中の物みんな買うの?



早瀬係長は私の声なんて無視で一万札を出す。



私は慌ててはしの15円を出した。


早瀬係長は私の顔を見て、「やっぱやる事がオバサンだな。」



イチイチムカつく事いう奴だ。



だが27才の彼からみたら、40の私は確実にオバサンだ、諦めるしかなかった。



コンビニを出ると、「おい小川言い返さないのかよ。さてはおまえ自分の事オバサンだと認めたな。』



うるさいわ早瀬係長。



そのうちギャプンって言わせてやる。









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