オバサンだって恋したい!!
「俺には分かるんだよ二人の気持ち、俺も高校生になるまで母親と二人切りだった。俺も母親が大好きだったよ。小さい時、俺は母親と結婚したいと思ってたしね。だから拓也が美園を思う気持ちも分かる。でも今のままだと、取り返しのつかない事になりそうで怖い。」




早瀬係長がここまで考えてくれてるとは、思わなかった。



「早瀬係長ありがとう。」



「美園、早瀬係長は止めてくれよ。名前で呼んでほしい。」



そんな恥ずかしくて、呼べない。



「美園は俺の母親に似てるんだ。最初見た時驚いた。美園と同じで綺麗な人だったよ。母さんの分も美園を幸せにしたい。」



私は涙腺弱いんだからやめてよ。やだ、涙が止まらない。








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