オバサンだって恋したい!!
いつの間にか運転は変わってるし、「菓子くっていいぞ!」



いえ今仕事中ですから。



「おいここから教えろ田宮の会社。」



そうだこのボロ車にナビなんてついてない。



私が説明すると、「おいお茶のふたあけろ!」



何処までも俺様な早瀬係長。



お茶のふたを開けて渡す。


「なぁ小川いつも男と二人か?」



はぁ、男といつも二人?



ああクレーム処理の時の事。



「うんいつも課長か相羽君かな?後検査課の野口係長だったりする。それが何か問題でも。」



だから何?



「帰り遅くなるだろう、だから男と二人切りになっても大丈夫か?って聞いてるんだ。」




だったら最初らそう聞いてよ。



でも大丈夫か?って何?



ああなるほどそっちの心配ね。



だって課長は同級生の旦那、相羽君は息子の友達で、野口係長は従兄弟。



間違いなんて起こる訳ないでしょうが。



それに私はあんたが言うオバサンなんだからさ。



どうせ女と思ってないでしょ!









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