オバサンだって恋したい!!
『美園もう離さないから。ずっと一緒にいて!



愛してるよ。』



「私も愛してる。」



『後悔してない美園。』



そうあの日、出張に行ったあの日。



初めてラブホ。



私思い出したよ。



早瀬係長が私に一目惚れしたと言ったけど、



私も同じ気持ちだった。



早瀬係長が気になって仕方なかった。



お酒のせいにして早瀬係長に抱かれた。



ずるい女だよね。



ごめんね。



自分に素直になって、はっきり自分の気持ちを伝えるべきだったかな?



『美園泣かないの。俺は美園の気持ち最初から分かっていたから、



大丈夫だからもう泣くな。


拓也のこともきっとうまくいくから。



俺を信じて俺に任せて置けよ。』



私は早瀬係長の腕の中に顔を沈めた。



『美園拓海って呼べよ。』


それは難しいかも。



だって早瀬係長の方が言いやすい。



駄目ったら駄目!



拓也が起きてしまうよ。



早瀬係長は拓也が起きる前に、



私の部屋を出て行った。







< 124 / 151 >

この作品をシェア

pagetop