オバサンだって恋したい!!
ふ、ふ 、二人とも顔が怖いです。



何故か車を下りて二人の間にいる私。



拓也が私の腕を強引に掴む。



私が拓也の方を向くと、早瀬係長が反対の腕を持つ。


え、私、両方に引っ張られて動けないんですけど。



「母さん帰るから!」



「小川一度会社に寄るぞ!」



そうだ課長に報告しないと不味い。



色々有りすぎてすっかり忘れていた。



「拓也ちょっと待ってて、課長のとこに行って来るから。」



それでも、中々腕を離してくれない拓也。



「母さんは行かなくてもいいだろ。係長さんだけで。母さんは寝てないんだから、早く家に帰って休んだ方がいい。」



でも、と私が言おうとすると早瀬係長が爆弾発言をした。



「二人でホテルに泊まった、小川はぐっすり寝たよ。」



なんでそんな事言うの!



「拓也違うから、泊まったのは確かたけど部屋は別だったし、そうですよね早瀬係長。」



早瀬係長はクスッと笑い。


「嫌、一緒の部屋だったよ。」


私は目眩がして倒れそうになった。






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