オバサンだって恋したい！！

怖い顔の拓也。



｢美園あの早瀬とか言う男と何かあった？ ｣



え、私は驚いてしまう。



｢美園俺の顔を見て。まさかあいつと寝た？｣



怖い顔で睨みつける拓也。


｢そ、そんな事ある訳ないわよ。早瀬係長は27だよ。拓也と４つしか違わないんだから、絶対それはない。｣



拓也が私の肩を掴む。



｢美園のその言葉信じていいよね。お願いだから、又二年前みたいな事になったら、俺相手殺しかねないよ。美園を傷つける奴は、俺が絶対許さない。｣



拓也が私を抱き締める。



拓也ごめんね。



いつも心配かけて。



拓也は母親思いの優しい子だ。



私は拓也がいればそれでいい。



そう思ってしまう。



｢ねぇ拓也又一緒にお風呂入ろうか？母さんが、拓也の背中洗って上げる。｣



拓也が子供のような笑顔になる。



｢じゃ俺湯入れてくるわ。｣



世間一般から見れば、大人の息子と一緒にお風呂入るなんておかしいだろうけど、私たち親子はこれでいいんだと思った。