オバサンだって恋したい!!
拓也何て言ったの?



聞き返したら、内緒って言われた。



私が出掛ける支度をしていると、拓也が私の部屋に入って来た。



「何か用事?」



「嫌別に、あ、美園待って髪そのままにして。」



私の長い髪に拓也が触れる。



「長くてうるさいんだよね。」



私が髪をお団子にしようとすると、駄目だと手を払われた。



「いいからそのままで、俺美園の長い髪好きだよ。」


そう言って拓也が私の髪にキスをした。



今日の拓也の行動にドキドキしている私、おかしくなりそうだ。


「拓也こう言う事は彼女にしてね。」



「さっきから言ってるよな。彼女はいないって。俺は美園がいればいいんだ。」



そんな言葉に頷いてしまう私。



今日の私はやっぱりおかしい。



「美園今日はこの前オープンした、クレ葉ウォークに行こう。あそこなら何でもあるし決まりな。」



私は何故かいつもより、若く見える服を選んで着た。








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