オバサンだって恋したい!!
何故俺と美園は親子なんだ。



親子なんかじゃなかったら、どんなにいいっかっと思う。



この手で美園を思い切り抱き締めたい。



そしてキスして抱きたい。



一人妄想しまくる俺はかなりキモい奴だ。



そんな俺をさっきから見つめる美園。



「拓也ここでいい?」



ああ、と答えて美園とパスタの店に入る。



美園が好きなのはカルボナーラ。



「美園はカルボナーラでいいんだろ? 」



そうだよと笑う。



「拓也はミートでしょ?子供の頃からこればっかだよね。」



「美園、俺は23の大人その言い方は止めてほしい。」



美園が笑う。



「拓也はいくつになっても私の可愛い息子よ。」



「止めろその言い方。俺はもう子供なんかじゃない。俺はこれからもずっと美園といる。
美園を守るから、美園も俺といる事を約束して!」




お願いだから美園、俺から逃げたりしないでほしい。







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