オバサンだって恋したい!!
「何言ってるの拓也。早く好きな人見つけて、母さんに孫を見せてよ。」



俺は美園が言った事に腹が立った。



「止めろその言い方。俺は美園とずっと一緒にいたい。このまま親子で暮らしたいんだよ。」



美園から笑顔が消えた。



「拓也駄目だからね。拓也は好きな人と幸せになってほしい。」



そう言って泣きだす美園の手を取り、その手にキスをした。



「美園泣かないで、俺は美園とは離れたくない。美園と離れたら生きて行けない。」




もう回りなんてどうでもいい。



「お願いだから、美園とずっと一緒にいて。俺は美園以外何もほしくない。」




美園そんな困った顔しないで。



注文をとりに来たウエイトレスが、手を繋いで見つめる合ってる俺たちを見た。



恐る恐る注文を聞くウエイトレス。




なんだか可笑しくて笑えた。









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