オバサンだって恋したい!!
なるほどそういう事か、なら紛らわしい事してんじゃねぇよ。



美園が驚いてる。



「美園、美咲が言ってる事気にしなくていいから、美園と美咲間違え安いんだよね。」



美咲と付き合ったのは、美園と名前の響きが似てたから。



たけど、そんな事口に出す訳にも行かず、ごまかすしかなかった。



「美咲さん、嫌な思いさせたみたいでごめんなさい。」



「いいえ、悪いのは拓也ですから。彼女より母親を選ぶ最低男なんて、こっちから願い下げですよ。
早く別れて良かったです。美園さん拓也教育し直した方がいいですよ。あ、注文何します?」



何で急にオーダー取る訳?


そして二人で美咲お薦めのカルボナーラを頼んだ。



美園と美咲はいつの間にか仲良しになり、美咲は休憩を取ったからと、美園の隣に座り込んだ。


「美園さんモテるでしょ?」


「モテないよ、私もう40だしね。」



「美園さん、駄目だよ、女はいつも恋してなきゃ。
美園さん綺麗だし、男がほっとかないと思うけど、問題はこいつ、マザコン拓也なんだよね。」



うるさいぞ美咲。








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