オバサンだって恋したい!!
「美園顔赤い、ドキドキしてるのが俺にも伝わって来るよ。」



そう言って、濡れた私の髪を拓海が触る。



「綺麗な髪だね。」



もう止めてよ!心臓がもたない。



「美園はもう分かってるはずだ。美園が拓也を突き放せないのは、拓也がああなったのは、自分の責任だと思っているからだろ。俺は君たちが普通の親子になれるように、協力するから。俺に全てを任せてほしい。俺が先に美園と話したかった。」



なんだか泣けちゃう。



拓海ありがとう。



私拓也の為に強くなる。




今まても拓也の気持ちに気づいていたのに、見て見ぬふりをして来た。




確信に触れるのが怖かった。




でもそれでは駄目だから、拓也の為にも覚悟を決める。








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