空のいろ
空のいろ
 見上げた空は、どこまでも澄んだ青色で。

 私は、眩しすぎて目を細めた。

 周りを見ると、誰もが忙しそうに、雑踏を掻き分け、我先にと前に進んでいく。

 みんな、空の青さを知らない。
 空の大きさを知らない。



 だけど、この場で異質なのは、私。









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