片思い彼氏scene.バレンタイン



「おはよう宮田君♪はい、あげる!」




「……どうも」




皆同じ小さな四角い箱…



スーパーでまとめて買いました‥みたいな感じ?(笑)




俺がそんな風に考えてると…



「あんまり嬉しそうじゃないわね~なんか不満?」




事務員の吉開さんが目の前に現れた。



「いや、そんな事ないッス!」




吉開さんに睨まれると恐いんだよな~



蛇に睨まれた蛙って感じで(笑)




「宮田君今年も生徒さんからいっぱい貰うんじゃないの?」




「いや~貰えないッスよ!!去年はたまたまなんで…」





「呼び出しが去年は凄かったからね~♪あなたと篠塚君…。二人ともまだ若いから(笑)」




篠塚が俺を呼んだ。



「あっ運動‥始まるみたいですね!」



「はい♪じゃ今日も頑張って!!」



背中をバシッて叩かれた俺は地味に痛みを堪えて、朝のラジオ体操をしに自分のデスクに戻った。




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