片思い彼氏scene.バレンタイン



――すると、俯いた私がまた泣いてる事に気付いた先生が強く抱きしめてくれた…



「弥生…大丈夫だよ」






先生の優しい声。





「……先生ぇ…」





やっとの事で搾り出した声…





「何が起こっても俺は大丈夫だよ…!弥生の傍にいるから」




先生の背中に手を廻して私も強く抱きついた…。




先生分かってくれてるの…?




ねぇ先生





怖いし、不安だよ…



私を独りにしないで…?





私先生が居なきゃ無理だから……





それから私は、不安に押し潰されながら



順番なんか分からなくて…



先生に抱きしめられながら、昨日起こった事をただ有りのまま話し始めた…。




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