片思い彼氏scene.バレンタイン




「着いたぞ!」



数十分走った車は私達を温かくしてくれた。




先生は車を停めた後、私を外に連れ出そうとして助手席のドアを開けた。





「ここ…」




見覚えのある建物…。




電気が消えてるけどここって……








「教習所……?」





「そう!弥生とまたここに来たかったんだ!」






門の前まで先生に手を引かれて来た。





「やっぱり閉まってるね…」




鍵が掛けられてた…





すると先生が





「これ何だ~♪」






ポケットから握りこぶしを出した…







そしてそのなかには鍵。





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