片思い彼氏scene.バレンタイン



「羨ましいとか思ってんなよ!」



ニヤニヤ笑ってた私を細目で見る先生。




「……先生って何でいつも私の考えてる事が分かるの?」




「ん?ん~~~~~っ、……勘?」





「え~~!!そこはさ『愛の力だよ♪』って言って欲しかったな~!(笑)」





そんな無茶ぶりの私に先生は照れてた。



「バーカ!////」





だけど頭をくしゃっと触ってくれた手からは優しい程の愛を感じたよ。





先生の青い車は、それから少し走ると立ち並ぶアパートの駐車場に停まった。





茶色の壁は暗い闇を照らす外灯のおかげでほんのり明るみを出していた。




きっと太陽の下だったらもっとキレイなブラウン系の色なんだろうな~





なんて考えてた。



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