姫と王子。

最低な女


「……………………………俺さ……
いつか梨亜が離れて行きそうで
怖かったんだ。
俺、いつも梨亜に冷たい
態度取ってたし、
いままでの梨亜の恋愛とか
聞いてたら
毎日イチャイチャするのが普通みたいな
感じだったじゃん?
俺はその真逆だし、梨亜は俺が
彼氏でいいのかなって……。
考えてたんだ。
急にごめんな。」

「恭二がそんな心配する必要ないじゃん。
恭二が彼氏でいいかなんて
いいからに決まってんじゃん。
嫌だったらとっくに別れてるし。
でも、今日みたいな恭二、
私は好きだよ。」


本当に今日の恭二は
いつもと違う。

優の話しもしてないのに…

恭二は前から勘が鋭い。

私から何か感じたのかな……?

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