sorry I LOVE you…
車内でも、マツダは喋りまくってたけどアタシは適当に相槌を打ちながらも、ほとんど聞いてなかった。




「着いたよ」





その声に目線を前に向けると、そこには大きなマンションが建ってて


「え?此処ですか?」




「そうだよ。でかくて驚いた?さ、行くよ」




そう言うとマツダはアタシのボストンバッグを持ち、マンションに向かって歩き出した。




小走りでマツダについて行くと



「たしか502だったよな…ね?」




いや、アタシ知らねぇし!ちゃんと確認しとけよ!
間違えたら、とんだ恥さらしだぞ!


なんて、言えないアタシは



「さぁ…」



曖昧に返事しておいた
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