sorry I LOVE you…
手を繋いだままアタシ達は、堤防に向かって歩く。


気分転換するには最適な散歩も、今のこの状況でそんな悠長な事考える余裕なんてなくて…




この手!
どうにかして!





そんな事思ってんのはアタシだけみたいで、レイは涼しい顔して歩いていく




「レイ?」




「ん?」



返事はしてくれるけど、前を向いたままで。
まだ怒ってんの?




「どうして着いてきたの?」



「危ないだろ」




「でも、時間も時間だし。あと少しで、仕事でしょ?寝なくていいの?」




「休みだから」




…なるほど。





結局アタシは手の事を言えず、そのままお互い無言のまま堤防に着いた
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