極上な恋をセンパイと。
極上の恋は、センパイと!
――――……
――……
「ん……」
まどろむ意識の中、そっと目を開ければ、窓から差し込むほのかな明かりが薄暗い天井を照らしていた。
寝返りを打とう、そう思った時。
あたしを包み込むぬくもりに気付いた。
……あ。
そ、そうだ。
あたし……センパイと……。
いつの間にか、眠ってしまっていたらしい。
後ろからギュッと腕を回されていて、瞬間さっきの出来事が鮮明に蘇ってきた。
「……」
肌を滑る指。
絡み合う吐息。
身体のあちこちに落ちてくる、センパイの熱。
何度も、何度も求め合って……、それで……。
かあああ。
う……うわ…………。
恥ずかしくて、センパイの腕に顔を埋めた。
と、その時。
うなじの辺りで、小さく息を吸い込む気配がした。