極上な恋をセンパイと。
長い睫に隠された瞳が、ライトにあたってまるで宝石みたいに輝いていた。
「あ、明日はお休みなんですか?」
「明日?」
「はい。土曜日ですし」
センパイの事、知りたい。
仕事以外のプライベートはどう過ごしてるの?
ボーっと家にいるセンパイなんて、これっぽっちも想像できないけど、でもしてたら面白いな。
……なんて。
興味深々で、思わず身を乗り出していたあたしに、センパイはなぜか呆れたようにため息をついた。
「お前さあ」
「? はい」
コクンと頷くと、まっすぐにセンパイを見つめる。
そんなあたしの視線を受け止めながら、センパイはコトリと頬杖をついた。
その仕草に合わせて、真っ黒な髪がふわりと揺れる。
「それは、俺にお持ち帰りされたいって意味か?」
「…………」
………え? お、おも……?
「ええええっ!?」
な、なな、な!
なんで、なんでっっっ