極上な恋をセンパイと。

ジッとあたしの答えを待つセンパイ。
アワアワとなる口をなんとか引き結んで、言葉を探す。


「……ぁ、なんでそー言う事になるんですかっ!
あ、あたしはただお休みの日は何してるのかなって、思った、だ、だけですっ」


思いっきりしどろもどろ。
完璧取り乱したあたし。



「ふーん?
でもお前、”俺の事知りたい”んだろ?
それに、今の発言はどう考えてもこの後も俺と一緒にいたいって、そう言うコトじゃねぇの」


だからなんでー!?


「ぜ、全然違いますよっ!もうっ、何言ってんですか!
ダメに決まってます!ダメ!絶対ダメです!」



頭真っ白。

でも、とりあえず必死になってブンブンと首を振った。


「っはは。すげぇな、その全力な感じ」

「か、からかわないでくださいっ!」


真っ赤になったあたしを見て、センパイは可笑しそうに笑う。


トクン


その笑顔は、すごく無邪気で、あの笑顔をまた思い出す。


トクン トクン


胸がキュって。
センパイが好きだって、締め付ける。



「んな怒んなよ」

「怒りますよ!」

「はは」



ああ、もう!

ほんと、なんなのこの人は!

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