極上な恋をセンパイと。

ペラ……。


山積みにされている資料の一番上をそっとめくる。


すごい……。
その中にはびっしりと顧客の年齢層別にどんな商品がいいとかいろいろと案が出されている。

見ているだけで目が回りそう……。


これを、まとめる?

固まっているあたしに、久遠センパイがさらに追い打ちをかけた。



「お昼までにだぞ。午後一で会議に出すからな」

「は、はい」


慌てて時計を確認すると、あと3時間もない。
嘘でしょ?

って、そんな事言ってらんない……。



久遠センパイの容赦ない視線。

あたしは唇を噛みしめて、カチッとパソコンを起動した。





ま、負けないんだから!!









「……」

「ど、どうでしょうか?」

「……」


なんとかお昼ギリギリで資料をまとめ、それを久遠センパイに確認してもらっていた。

本当はもうクタクタ。

お腹もペコペコなんだけど……。


久遠センパイはペラペラと眺めると、そのままパタンと閉じてしまった。


「センパイ?」


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