「君は今、幸せですか?」
近づくと拓海が玲に声をかける。
「玲ちゃん、久しぶり」
「久しぶり。相変わらずだね…」
「うらやましいでしょぉ〜」
これでもかってぐらいご機嫌な莉那に拓海はキスをした。
はぁー…
またかよ…
「拓海、いい加減にしろよ…」
もうここまでくると呆れるしかないよな
「玲ちゃんもそう思うよね?」
とっさに玲に声をかけてしまった。
その時初めて玲の顔を見た。
あの時より綺麗になったな…
当たり前だよな…
あれからもう7年経つんだもんな…