「君は今、幸せですか?」
深夜0時
真っ暗な空の下を歩いてた。
上を見上げれば、所々に星が見える。
隣には今日知り合ったと思い込んでいる男
「神谷 威(かみや あきら)」
何でこんなことになってるんだろう…。
莉那、怨むぞ…
約10時間前…
いつも通り講義を受け、何をする訳でもなく大学内をぶらぶらしていた。
「玲〜!!!」
「ぅわっ…!ちょっ!!」
名前を呼ばれると同時に、背中に衝撃が来て倒れそうになりながらも後ろを向く。