「君は今、幸せですか?」
二人は玲達がいるテーブルに近づいてくる。
拓海なんか小走りで来て、莉那と抱き合う。
バカップルめ…。
なんて心の中で毒づいていたら拓海に声を掛けられた。
「玲ちゃん、久しぶり」
「久しぶり。相変わらずだね…」
「うらやましいでしょぉ〜」
これでもかってぐらいご機嫌な莉那に拓海はキスをした。
「はいはい。そうですね〜。」
こんなことはいつものこと。
この前なんか人の目の前でディープしてたし…
はぁ〜…
「拓海、いい加減にしろよ…」
もう一人が呆れ顔で近づいてきた。
自然と顔がこわばる。
いけない、普通にしなきゃ…。