「君は今、幸せですか?」
「いいじゃねぇか」
「よくねぇよ!!こっちの身にもなってみろ。ねぇ玲ちゃん?」
話しかけられると思っていなかったので、体がこわばる。
だめ、自然に…自然に…
「…そうですね。」
笑顔で答えた。
ちゃんと笑えてたかは不安だったけど、皆何も言わないから大丈夫だったのだろう。
まぁ作り笑いは慣れてるしね…。
「だよねぇ!!
ってことで早く離れろ!」
「妬くなよ、威〜」
「妬いてねーよ!!」
「まぁまぁ二人とも…
とりあえず座ろうよ。」
一向に話が進まないから、莉那が座るように促す。
当然ながら莉那の前は拓海。
必然的に私の前は…。
私は顔を合わせづらくて、自分の前に置いてある水の入ったコップを見ていた。