魔女の涙
お婆ちゃん、
何て言うかな....
『明日かい!!
随分バタバタしているねぇ!
それじゃあ準備しようかい!
今日はご馳走だねえ!』
え....?
「行って来て....良いの?」
『何で止めなきゃいけないんだい!?
お婆ちゃんの事が心配かい??』
「う....ん。
大丈夫...??」
『大丈夫、大丈夫!
ワタシも若い頃はシエルのお母さんよりバリバリに魔女をやっていたからのう☆
心配あるまい!!
それよりワタシは嬉しいよ!!
おめでとう、シエル!』
「ありがと....お婆ちゃん!」
このお婆ちゃんからの言葉だけで、
胸に埋まってた鉛が消えたような気がする....
ありがとう....
お婆ちゃん。
『それじゃあ準備しなさい。
ご馳走作ってるからね!』
「はーい!」
お婆ちゃんは
こうして優しくアタシを送り出してくれたんだ。