魔女の涙
始まりの朝
ピピピピピピピピッッッッ
まだ暗い部屋に目覚まし時計の音が鳴り響いた
「ッッッッ!!
....うるさいなぁ...
はぁぁ...朝なんて魔女には激しく似合わないわ...」
『
シエルーご飯が出来たよー!!
早く降りておいで。』
「今行くからッッッッ!」
アタシの名前はシエル。
今年で確か生まれて17年、
私の家系には魔女の血が流れていて此処、魔界で魔女になるための勉強をしているの
『それじゃあ食べようかねぇ?』
「うん...
いただきます...」
この家にはアタシとお婆ちゃんだけ。
お父さんはアタシが小さい頃に出て行ったんだって。
そしてお母さんはーーー
魔界最大の掟を破りアタシが5才の時
魔界から追放されて
灰になった...