Sweet Time

「柚子は俺のものだから…」



ねぇ、女の子にそんなこと言ってもいいと思ってるの?また「好き」が増えていく。



「離さないでね」



少し照れながら言った。



「…離すもんか」



「あ…」



大樹は何かに気づいた。



「どうしたの?」



大樹の手が柚子の首筋に向かう。



「?」



ペリ…



「バンソウコウ」



取ったバンソウコウをひらひらとさせながら大樹は言った。



「な!!取っちゃダメ!!」



キスマークが見えちゃう!!



「せっかくの男よけなのになぁ。てか、バンソウコウ貼っちゃダメだろ?」



大樹のあの笑顔が出た…。



「新しいのつけてやる」



「嫌だぁ~!!」



そして、またキスマークが一つ増えました…。
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