Sweet Time
「ん…!!」
いつものお熱いキスが始まった。
ドンドンと大樹の胸をたたくが容赦なし。
…苦しいっ。息、できないっ…。
まだ私、キスに慣れてないんだって!!
大樹の舌が柚子の口の中に入ってくる。
「んん…!!」
この変態男!!!心の中で叫んでいた。
いつものことだが、やけに今日のキスは激しかった。
「は…」
ようやく唇を離してくれた。
「もう…窒息死するところだった」
なんて言いながら私の顔は恥ずかしさで真っ赤。
ちらと大樹を見ると、大樹の顔は怒っていた。
…なんで怒ってんの?私、なんかした…?ヤバいって。怒ってたら何してくるか分かんない…。
おそるおそる大樹に聞いた。
「なんで…怒ってるの?」