中学1年生
 あれから数ヶ月たってもう4月。

(数ヶ月といっても3ヶ月だ。

 すごくとばしてすみません)

 しかも今日は入学式!!

 香奈先輩に会えるかな♪


 本当に長々しい入学式が終わってあたし達は教室に戻った。

「今から10分間の休憩です」

 担任が言った。げ。


 休憩って……

 あたしには喋る相手もいないし……

 寂しい&むなしい!!

 嫌嫌嫌嫌嫌ー!!!(必死)



 しかし、みんな……まあちょっと残ってるけど廊下に出ている。

 きっと、仲のいい子のクラスを確認しているのだろう。

 でも、あたしには確認する子もいなければ、一緒に行動を共にする人もいない。

 どこまでむなしいんだ、あたし。


 そう思ってたとき。


「「友達になって!!」」

 あたしのすぐ横で声がした。

 あたしが横を向くと、女の子が2人、あたしを見て立っていた。

「え」

「友達になってください!」


 いきなりだったからほんとにびっくりした。

 まさか、初日から。

「まず、名前教えて!」

 背の高い子が言った。

「朝芽……です」

「えっと、うちは美奈☆」

 背の高い子が言った。

「お前も言えよ」

「あ、そーだ。えっと

 七海です!!」

 背の低い子が言った。

「じゃ、朝芽ちゃん、よろしく!」

 美奈ちゃんはそう言って七海ちゃんと教室の後ろへ行った。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop