LEVEL【番外編】





岡田くんはアタシの脇を持って立ち上げさせた。

そして目が合うと寂しがり屋な子供みたいにギュッとアタシを抱き締めた。


「?」

「本当、マジかんべん……」

「?」

「急に行かねぇとか……」

「ごめんなさい……」

「ショックだから止めて」

「え……?」

岡田くんを見ると暗くてあんまりわからないけど赤面して、そっぽ向いていた。




なんだか………
今日の岡田くんもアタシもおかしいな。
なんだか素直になれる。





背伸びして岡田くんの頬にキスしるとキョトンとして目を見開いて、――――




チュッと軽く触れるキス。


それが上から何度も降ってくる。






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