LEVEL【番外編】
「おら、仕事手伝えや」
そう言ってあたしは凌のケツを蹴った。
「ってぇーな…」
「今日サボり多いんだから手伝えや」
「何で俺が―…」
「焼そば1つおごってあげるから」
「…しょうがねぇな」
そんな簡単につれる凌に笑えた。
子供みたいだ。
あんな凌。
凌じゃない。
凌だとしても、見たくない。
認めない。
それから数時間後文化祭はぶじ終わった。
片付けは全生徒がしたから30分ぐらいで終わった。
「文化委員は集合」
体育館に響く原田の声(文化委員会の担当の先生)
あんなに大きな声で叫ばなくてもいいのに;;
たぶんこの前言ってた事だろう。
文化祭の後に打ち上げをする話。
楽しみだった。
「文化祭前に言った打ち上げだが、本当にやるか?」
岡田くんは「やる!」と珍しく子供っぽいところを見せて言った。
笑美も、あたしも凌も「どっちでも…」
という意見で、結果行くことになった。