LEVEL【番外編】
「筋肉ばっかりでしょ」
「そうですか?何だか締まって見えますよ?」
「いいのかな;;」
「タプタプよりはいいですよ(笑)」
「確かにね(笑)」
歩きながら話していたからいつの間にか特別教室まですぐそこまで来ていた。
入った瞬間、真新しい匂いがした。
入って真ん中にはすでに原ティーがいて、お菓子やジュースを机の上に置いていた。
「「「スゲー!!!!」」」
あたしと凌と岡田くんの声が重なった。
驚くのは当たり前だ。
だって3年以上もこの、
今どき珍しい木造ちっくな校舎を見てきたら、
今目の前にあるこの真新しい教室は憧れてた物に等しいのだから。
「先生……このお菓子は……?」
「買ってきた」