LEVEL【番外編】
さっきの庚樹って奴は俺の中学からの友達って言っていいのかな…;;
まぁ接点が多くて仲がいいって感じ。
庚樹は何でも言いやすい。それに口堅いし。
だから庚樹はいい奴。
あと、庚樹は翔子と同じクラスであの川上とも同じクラス。
時間って物は、意外に早く過ぎるもので、すぐに帰る時間になる。
庚樹のいる隣のクラスに行くと、
翔子は川上と楽しそうに会話をしていた。
「やべっタオル持って来てねぇ」
「尾野に借りたら?」
尾野って誰だ?
「貸してくれるか?」
「尾野って川上に懐いてるじゃん」
「あぁ最後の試合の帰りもずっと隣にいたな」
「でしょ?だから貸してくれるって!!『喜んで!!』って感じで!!」
「そこまでいくかぁ??(笑)」
「絶対いくって(笑)」
また朝のイライラが発動。
「凌!!」
庚樹が俺を呼んで、翔子はビックリした顔で俺を見た。
それで顔を引く吊らせ川上を見直した。
「悪いな。」
「いや」