LEVEL【番外編】




「何笑ってるんだよ」

「いや、翔子だったらいじめられそうだったら喧嘩吹っかけるだろうなって思って」

「あぁ西部だったらやりそう(笑)」

「笑い事じゃない程度にな」

「そうそう。んでお前が止めるんだよ」

「俺?」

「そうそう。西部がやり過ぎて、お前が「そのぐらいで止めないとマジで死ぬ」とか言って止めるんだよ」

「…そうか?」

「絶対そうだって。他の奴らにも訊いてみ?」

「んじゃ明日訊こう」


庚樹がそう言った事。
俺はそこまで信じてなかったってかそこまで思ってなかった。
だって翔子…そこまで制御できなほど馬鹿じゃねぇもん。




「ってか話戻るけど翔子ってそこまで自分を制御できないほど馬鹿じゃないと思うけど…」

そぅ言うと庚樹は俺を見て微笑んだ。


「…何だよ」

「さすが幼馴染。よくわかってるね」

「そりゃ何年も一緒にいるしな」

「そっか!!」



何だコイツ…。






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