LEVEL【番外編】
しかも俺の部屋に入って座ってすぐに。
「お前西部が好きだろ」
何て言いやがる。
「お前馬鹿か。目ぇ悪くなったな。眼科行くか?」
「いや、行かねぇ。ってか目悪くなってねぇし」
「いや、悪くなってるね。」
「悪くねぇ。ったく自分の事考えろ」
「は?」
「じゃぁ今から何個か言うから想像しろ。言った俺に殴りかかったりすんなよ」
「しねぇよ」
「どうだか;;」
「んじゃ目閉じてリラックス」
何でこんな事しないといけないんだ。
「はいまずは…」
俺はため息を付きながら目を閉じた。
『西部がお前を避ける』
ってか今その状態じゃないか。
今俺が変なのは…知ってる。
『西部がお前に話しかけなくなる』
それだって今の状態だ。
答は…「嫌だ」
『西部の周りに男がいっぱい』って想像できる?(笑)
あ、こいつ笑った。
でも俺が想像するとやっぱり俺も笑った。
似合わねぇ(笑)
「俺笑っちゃった(笑)俺が言ったのに…(笑)」
「俺も(笑)」
「「失礼だよな(笑)」」
でも笑ってしまってそれがすぐにおさまるわけじゃない。