LEVEL【番外編】
昨日の事を思い出した。
あの、聞いた事もない翔子の声。
正直、かわいいと思った。
中学の時には折った事無いスカート。
いつの間にか翔子はスカートを折るようになっていた。
膝上にあるスカートの裾。
短くなった翔子のスカートは、翔子のすらっとした体を見せる。
いつの間にか、翔子はオシャレになってて、
この前の打ち上げの時の服は、翔子にになっていた。
いつの間に…って感じだよ本当。
いつの間に…翔子を好きになってたのかな。
昨日かな?って思ったけど違うみたい。
だって俺が違うって言ってる。
いつの間にアイツを女として見てたのかな。
俺はあいつの話をちょっとだけ聞いて庚樹は俺の家を出た。
「いいのにまだいても…」
「そんなに俺と2人っきりになりたかったの??」
「翔子に教えてもらった技でてめぇ殺すぞ」
マジで気色悪い。
「嘘嘘。凌って怒ったら恐い;;」
「ストレス貯めて生きれるほど俺は強くないからお前に発散する」
「やめて、俺がストレスで死ぬ」
「「冗談に聞えないな」」
「「……。」」
「あはははっじゃぁーな;;」
ガチャッ
「「…」」
何でこんなに『タイミング』というものは悪いのかな。