LEVEL【番外編】
目の前には杉浦家のドア。
そして、そこに立って躊躇している。
何でか?
それは……
何回も杉浦の家に来たけど……
インターフォンを押すのは初めてだから……。
これ……押したら杉浦が出んだよな…。
「…………;;」
やっと押したインターフォン
――ピンポーン♪
ガチャッ
「ッ///」
「あ、岡田くん」
出て来た杉浦はパジャマ姿で、
熱があるからかいつもの杉浦とは違った。
目も少し潤んでるし、
顔が赤いし…。
「ん?」
「っ///」
気づいてねぇのかよ…///
「何でもねぇ…」
「ってか……」
「え?」
「熱あんのに何薄着してんだよ」
「あっでも…「これ着とけ」
渡したのはさっきまで着ていた上着。
俺にも少し大きいから杉浦には特大だな。