LEVEL【番外編】
くしゅくしゅと髪を優しく撫でられたアタシは、それだけでもビクッと驚く。
今日の岡田くんは甘えん坊だから、
今日はアタシも少しは大胆になってみよう。
そぅ思って、
アタシは岡田くんの学ランをぎゅっと握ってもっと近づいた。
頭の後ろを抑えられてポンポンと頭を叩かれた。
それだけでも嬉しくて、
心臓が飛び出しそう。
岡田くんと、アタシの間に少し間が空いて目が合った。
「「……」」
すると岡田くんはクスッと笑ってアタシのおでこのちゅっとキスを落とした。
にぃ…と嬉しそうに笑うとあたぎゅっと抱きしめてくれた。
アタシも嬉しいよ…。
ドキドキするのに……安心できるんだ。
あ、好きだなぁ……。