ぶたねこ“ハッピー”の冒険
改札を抜けると、新宿の目を通ってバスセンターの方へ階段を上がる。
一通の路地をいくつか過ぎて、小さい劇場へと入ろうとしてる。
公演中や予告のポスターがガラスの中に貼ってある。
『くろ猫仮面』?
ここで演るのか…。
開演時間でもないのに、おやじは中に消えてった。
スタッフなのか?
オレは近くのスタバで次の動きを考えることにした。
何故、開演時間前に中に入れるのか。
出演者?スタッフ?
まずは演劇ファンのふりして、中の様子でもみてみるか。
オレはコーヒーを持って劇場の中に入っていった。
階段を下りたら台詞のような張りのある声が響いてきた。
「いけっ、ルナ。くろ猫仮面に負けるな!」
聞き覚えある声の響く方へ進もうとすると、背中越しに掃除婦に声をかけられた。
「今日は休館日ですよ、何か?」
「あっ、すみません。前売券が買えないかと思って…。」
我ながら苦しい言い訳をしたものの、掃除婦は訝しげな表情で見ている。
その時、奥から声が響く。
「誰だ、こっちへ来い。」
その瞬間、掃除婦の姿は消えて、階段から廊下の電気が切れた。
激やば
何だここは!
一通の路地をいくつか過ぎて、小さい劇場へと入ろうとしてる。
公演中や予告のポスターがガラスの中に貼ってある。
『くろ猫仮面』?
ここで演るのか…。
開演時間でもないのに、おやじは中に消えてった。
スタッフなのか?
オレは近くのスタバで次の動きを考えることにした。
何故、開演時間前に中に入れるのか。
出演者?スタッフ?
まずは演劇ファンのふりして、中の様子でもみてみるか。
オレはコーヒーを持って劇場の中に入っていった。
階段を下りたら台詞のような張りのある声が響いてきた。
「いけっ、ルナ。くろ猫仮面に負けるな!」
聞き覚えある声の響く方へ進もうとすると、背中越しに掃除婦に声をかけられた。
「今日は休館日ですよ、何か?」
「あっ、すみません。前売券が買えないかと思って…。」
我ながら苦しい言い訳をしたものの、掃除婦は訝しげな表情で見ている。
その時、奥から声が響く。
「誰だ、こっちへ来い。」
その瞬間、掃除婦の姿は消えて、階段から廊下の電気が切れた。
激やば
何だここは!