お嬢様と執事さん
唯一心の救いなのは連さんがついてきてくれたこと
連さん曰わく
「これが私のお役目ですから」
だそうだ
この学園ではトパーズランクから上は、執事同伴が認められているんだって。
「お嬢様、そろそろ理事長のところへ行く時間です」
「あ、そっか」
理事長が生徒会の役員を紹介するため教室より先に来てくれと言われてたんだ
「じゃあ行こうか♪」
生徒会役員かぁ……
確か私含めて5人だっけ
新しい生徒会長が決まったから役員も新しく決めたらしい
理事長の配慮でみんな同い年にしてくれた
それよりも、一年生の私が生徒会長だなんて……
先輩方は不満じゃないのかな?
あぁ、でも前の学校も私が生徒会長やって文句一つ言わずついてきてくれたっけ
そんな私の気持ちを察したのか連さんが声をかけてくれた