お嬢様と執事さん
そんなお嬢様を見て微笑ましい気持ちになる反面、心臓は高鳴っていた
お嬢様に気づかれないように平然としているのがやっとだ
学園の歴史については今までのどの生徒会長よりも知っている
こうやって歴史に興味を持ってくれた生徒会長を見るのはお嬢様が初めてだが、俺もあの学園の生徒会長を勤めていた
そのためにあの学園は俺の母校だし、こうやってお嬢様が学園に通っていることは必然だと考えている
しかし、俺が生徒会長のOBであることはお嬢様には秘密だ
以前旦那様に厳しく口止めされた