お嬢様と執事さん
連さんは何故笑っているかわかってないみたいだが、それでいい
「試着してみるわ♪」
連さんからドレスを受け取り、奥の部屋へ移動する
実際に着てみると、私には大人っぽいかもしれない
大胆に開いた胸元が急に恥ずかしくなり、なかなか部屋から出られなかった
「お嬢様、如何なされましたか?」
心配になった連さんがドア越しに話しかけてくる
「い、今出る!」
ガチャリとドアを開け、連さんの前に立つ
「………」
何も言わない連さんに急に不安になった
やっぱり似合わないかな……?
少し顔を上げ、連さんを見上げる
すると連さんは顔を赤らめてジッと私を見つめてた