お嬢様と執事さん
「じゃあ着替えてこようかな」
逃げるように奥の部屋へ移動した
後ろからクスクスと笑い声が聞こえた
もぉ////
さっきまで身につけていた服に着替え、連さんがいる寝室に戻った
「そろそろアフタヌーンティーのお時間です
お茶にしましょう」
「ありがとう♪」
連さんはおやつを作りに厨房に行った
キョロキョロと部屋の中を探索していると日が差し込んでいる場所が目に入った
うわぁ……
テラスがある♪
外に出てみると下には中庭が見えた
中庭には薔薇や百合など沢山の花が咲いていた
「綺麗……」
思わずため息が零れる
「お嬢様?」
振り返ると連さんがお菓子と紅茶を乗せたシルバーのトレイラーを押していた
「何をなさっているのですか?」
「ん?ここお日様があたって気持ちいいの
もしかしてここでお茶出来る?」
「はい。こちらでお茶にしますか?」
「うん♪」
「かしこまりました。少々お待ち頂きます」
その後の連さんの行動は少々待つ前に準備が整った。
「大変お待たせ致しました。
お茶の準備が出来ました。
こちらへどうぞ、お嬢様」
連さんが引いてくれた。