お嬢様と執事さん
「そういえば、連さんはどうして他の執事さんと一緒じゃないの?」
「私は、初めての海外の遥お嬢様に、怪我がないか見守ることになっているからです」
見守るって…子供じゃないんだから……
それでも心のどこかで嬉しいと思っている自分が変だ……
ホテルにチェックインし、それぞれの部屋に行く。部屋にはすでに荷物が運び込まれているらしいから、荷解きするだけだ。
部屋は私が思っていたものより凄く豪華だった。
私の部屋はどちらかというと、シンプルに飾られているが、ここは金やホワイトでキラキラに飾られている。
目がチカチカしそうなほどだ。
ここに一週間…休めるのかな……?