お嬢様と執事さん
「じゃあクジ引いてね」
千里先生の合図でみんな一斉にクジを引いた。
「青…………?」
ほかのみんなのも見るとそれぞれカラフルな色のボールを持っていた。
「お、遥が青なん?ほな俺とペアやな♪」
薫が私と同じ青いボールを持っていた。
凱君と未来がペアで……………
「あれ?紗依ちゃんは?」
「あぁ、彼女は僕とペアだよ」
唐突に千里先生が言った。
「なんで私がおまえとペアなんだ」
どこかイライラした口調で紗依ちゃんが千里先生を睨んだ。
「まあまあ^^一人少ないんだからしょうがないでしょう?」
紗依ちゃんを気にせず、ヘラヘラと先生は笑ってた。